床下調査のポイントとして5つのポイントがあります。

  1. シロアリ被害
  2. カビ、腐朽
  3. 断熱材
  4. 漏水
  5. クラック(ヒビ割れ)

上記のポイントを重点に点検口から床下に入り調査を行います。住宅によっては点検口がない事もありますが、床下収納庫があればそこから確認可能な場合があります。

シロアリ

シロアリがいないかを確認します。

シロアリは床束・土台・外壁の内側など、構造内部の下地を食べ、最悪の場合は倒壊に繋がる恐れがあります。

カビ・腐朽

湿度・含水率を確認します。

含水率とは木材に含まれる水分量のことで、基準値を超え放置していると木材の老朽化が著しく早まり、腐朽する原因になります。

断熱材

断熱材の施工不良や劣化を確認します。

床下の断熱材が劣化していると冷気が侵入し、底冷えの原因となります。

漏水

配管の繋ぎ目や排水管から漏水がないか確認します。

漏水があると床下の湿度に大きく影響し、カビや腐朽の進行、シロアリの発生の原因にもなります。

クラック(ヒビ割れ)

モルタル(化粧材)の塗られてない内側にクラックがあると、そこから些細な衝撃で倒壊に繋がる原因になる可能性があります。